お灸はその日の体調や気温、湿度によって感じ方が変わります。熱ければ熱いほど効果があるわけではないため、ほどよく心地よい温かさでツボを刺激するよう心がけています。


お灸の副作用には火傷や灸痕、灸あたりがあります。


当院では、透熱灸を行う場合、灸専用のシールを貼ってお灸を行っていきます。



【火傷】


熱く感じたらすぐに外します。

「熱い」や「ジリジリ」と感じた場合は火傷をするサインです。

感覚異常や重度の糖尿病などで「熱さ」を感じにくい方がいらっしゃいます。

特に多量のステロイド剤投与をされている方や重度の糖尿病の方などは火傷による感染症に注意が必要です。

「赤みを帯びる」「かゆみを感じる」なども「すぐに外す」サインです。




【灸あたり】


お灸をすえることにより体内の血行が変化するため、変化に対して敏感な方はかえって「疲労感」や「気持ち悪さ」や「倦怠感」などの体調不良を感じることがあります。灸あたりをされた方はお灸の使用を中止します。